エクオールを作れているかどうか?の検査を10年振りにやってみたら、以前Level4〜5だったのがLevel1に低下していて少しショックと意外でした。特にこの10年間で食生活が大きく変化した訳でもなく、大豆製品の摂取量が明らかに減少した訳でもないのに何故かしら?チョット不思議です。

エストロゲンが急激に低下したり乱高下が激しくなる更年期の真最中なので、腸内環境も激変しやすい時期なのかもしれません?一先ず、大塚製薬のエクエルを真面目に飲み始めました。

※クリニックの受付でもエクエルのサプリメントは販売しております。ご希望の方は来院時、お気軽にご購入下さい。

10年前エクエルの講演会の講師を頼まれて以来、更年期ケアは40代から少しずつ色々取り組んできましたが、いよいよ50代閉経期に入り、本格的な更年期対策を自ら実践しています。勿論婦人科検診や乳がん検診、骨密度検査なども定期的に受けています。

これはリアルに更年期になってから気付いたのですが、特に婦人科って内診がネックで50代閉経期を逃すと本当に敷居が高い診療科なのかもしれません。女性の健康経営やアンチエイジングの観点から、更年期以降は本格的に老化が加速しやすいので、この時期を大切に過ごすことはシニアや晩年の健康状態に大きく影響します。

健康診断や検診って60代シニアになってから受ければ良いって考え方は、もしかするとチョット時代遅れなのかもしれません。健康経営優良法人の大企業の産業医としてあちこち勤務をしていると、毎年健康診断の受診率100%を目指している企業さんとかが最近多いです。若い頃から健康診断や婦人科検診がstandardになってる社員さんは、多少面倒でもそれが普通で当然に感じられて、生活習慣病や癌などの予防において有利だと思います。

例えば60代シニアになってからでは婦人科でのHRTも心血管疾患のリスクを上昇させる為、メリットがデメリットを上回る場合に限定されます。骨密度もある程度減少してから治療するよりも、50代閉経期以降に激減すると既にわかっているのだから、骨密度を減少させない為の対策を早く実践する方が断然賢いと思います。

歯周病なども歯がボロボロになってから歯科クリーニングに通うよりも、若い頃から定期的なケアを継続する方が、口元の老化も最小限に抑えることが出来ます。やはり顎が小さく歯茎が痩せてる方が老け顔は酷くなりやすいので、本来子供や若者の頃から歯周病予防は重要になります。

シミ・シワ・たるみも正直あまり酷くならない間に治療する方が時間も費用もコンパクトな場合もあって、美容アンチエイジングも生活習慣病や癌予防と共通する点かもしれません。

大豆イソフラボンのエクオールは、ホットフラッシュなどの更年期症状の改善のみならず、骨密度減少抑制効果や小ジワ改善効果も証明されています。大塚製薬の公式サイトは更年期のヘルスリテラシーを高めるエビデンスが沢山掲載されていますので、皆様もどうぞ御一読下さいませ。

なら美容形成クリニック