受動喫煙防止対策説明会に
最近の厚生労働省研究班の報告では、年間14,957人(うち職場では7,792人⇒残りは家庭の主婦や子供が被害者)の方が、受動喫煙が原因でガン・心臓病などにより死亡していると推計されています。受動喫煙が死亡・疾病(ガンや心臓病、呼吸器疾患など様々な病気)を引き起こすことは科学的根拠により明確に証明されています。
先日、東京オリンピック2020&大阪万博2025に向けて❗日本労働安全衛星コンサルタント会「職場における受動喫煙防止対策説明会」に参加しました。
世界の喫煙率は男性でイギリスは18%、アメリカは22%、日本は30%と先進国の中では禁煙後進国です職場でスメハラおじさんに悩まされる実情を反映しています。奈良県は男性21%女性5%と、禁煙率なんと全国1位❗だそうです。
本来0%であるべき妊婦の喫煙率が4%というのは大問題で、低出生体重児など胎児の発育障害の原因となります。ちなみに親が喫煙者の子供は数学の成績が悪いというデータも報告されています。禁煙することによって子供の呼吸器疾患(喘息など)が改善し成績もアップ、親の健康も改善してタバコ代を教育費に充てることができればまさにwin&winでしょう〜
近鉄奈良駅前ロータリーの喫煙所に集まりのは日本人の背広の中高年男女が大半です。欧米人の観光客は滅多に見ないので、観光推進国として本当に恥ずかしいことだと思います。例えばシンガポールはタバコを吸うと高額な罰金を払わされるので、街は観光客で賑わい、とても美しく維持されています。
2018年10月10日からタイムズカーレンタルでも全車禁煙となり、万が一喫煙した場合は損害金(消臭にかかる金額=第3次喫煙の防止対策)2万円を支払うシステムが導入されました。
2018年改正健康増進法により、医療機関(病院やクリニック)や介護施設、学校や保育所、官公庁などは敷地内全面禁煙となりました。そもそも患者さんや高齢者、子供や公務員などが受動喫煙に曝されることはあってはならないことで、違反した場合も罰則規定もできるそうです。
未来ある子供達の為にも「タバコの無い」東京オリンピック2020&大阪万博2025を実現しましょう日本抗加齢医学会専門医として、日本医師会認定産業医として、私達なら美容形成クリニックも禁煙を益々推進していきます❗