「シミはレーザー治療で消えますか?」「私のシミは1回で取れますか?」地域の皆様方からこんなご質問をよくお電話やメールで頂きます。正直に申し上げると…答えはYESでもNOでもありません。

エステサロンの宣伝によく「シミどっさり取れます」「ポッコリお腹の脂肪をもみ出します」と書かれているのをよく目にしますが…果たして、医療機関でも難しいシミもあるのにエステでどうやってシミを取るのでしょうか?皮下脂肪も内臓脂肪も単にマッサージしてもみ出されるのでしょうか?クリニックや病院など医療機関の場合は医療法という広告規制がある為、実際巷のエステサロンのような誇大広告はできないというのが現実なんです。疾患(病気)に対する対症療法(症状を緩和するお薬の処方や手術などの療法)を中心とする健康保険診療の場合でも「アトピー性皮膚炎は治りますか?」「腰痛は治りますか?」「緑内障は治りますか?」という答えはYESでもNOでもありません。つまり、十人十色な人間の身体なので100%の治療効果というのは断言しにくいというのが現実なんです。もしもどんな病気や怪我も100%完治するのであれば、日本は超高齢社会であっても国民医療費財源が底をつくこともないでしょう。

 シミ

所謂シミと呼ばれるものの中には、生まれつきの青あざ(太田母斑)や茶あざ(扁平母斑)、若い頃からあるソバカス(雀卵斑)、日焼けや皮膚炎や摩擦による炎症性色素沈着、女性ホルモンのアンバランスなどが原因の肝班、時には皮膚がん!など…実際に診察を受けて頂かないとわからないというのが正直なところです。全てに共通するのは…治療をご希望になる方は全員、日焼け止めクリームの外用が必要になるという点でしょうか。

医療機関でおこなうケミカルピーリングやイオン導入などのメディカルエステ(形成外科・皮膚科医師の指導の元で、治療の補助となるスキントリートメント)は、炎症性色素沈着やにきび・ニキビ跡に効果的で、レーザー・光治療と併用することにより相乗効果をもたらします。ビタミンAのドクターズコスメENVIRONをホームケアでご使用頂くことによって少しずつシミを薄くしていく方法もあります。

従来のシミのレーザー治療は「シミの部分のメラニン色素をターゲットにレーザー光線を照射して、カサブタとなった皮膚が剥けてシミが薄くなる、その間1週間~10日位は軟膏を塗ってテープを貼りましょう」といった内容のものでしたが、私達東洋人の場合はレーザー治療後の炎症性色素沈着が副作用として起こりやすく、レーザー治療で取れたはずのシミがまた一時的に濃くなってしまう時期が問題点でした。

光治療I2PL+(アイツーピーエルプラス)の場合は単なるシミ治療を超えて、(個人差はありますが)3回位で少しずつシミ・ソバカスを薄く&お肌全体をきれいにしていく治療で、テープを貼る必要もなく、専業主婦さんやキャリア女子にもお気軽に受けて頂きやすい人気の治療です。ニキビ・ニキビ跡や傷跡、毛穴や小じわの改善をご希望の場合は、ケミカルピーリングなどを併用する場合があります。

さて、ピンポイントでシミを取りたいのか?いや、折角ならお肌全体を若々しくしたいのか?女性だったらどちらにしようか悩むところでしょうか。今や日本は世界一の超高齢大国となり美容医療を受けられる方々の平均年齢も上昇しつつある為でしょうか…もはや単なるシミ治療というのではなく、お肌全体のアンチエイジング治療として光治療I2PL+を受けられる方が増えています。そうなるともはや皮膚科では専門外の領域となり、形成外科を基本とした美容&アンチエイジング医療の専門分野となってきます。お問い合わせ・ご予約は0742-27-1309(ひとみまるく)迄どうぞお気軽にお電話下さいませ。

なら美容形成クリニック