先週末のNHKスペシャルで再生医療の現場が特集されていて、大変興味深い内容でした。脊髄損傷の患者さんに間葉系幹細胞を投与する再生医療の治験でリハビリテーションも奏功して、重度の寝たきり生活から回復できた患者さんの経過レポートでした。

私自身は大学病院や市中病院での形成外科・整形外科研修中に脊髄損傷の患者さんを診療した経験があり、近未来の再生医療にはとても期待を抱いています。手術や投薬のみならず「細胞で治す」未来の医療が実現するかもしれません?脊髄損傷のみならず、関節や骨、筋肉や神経の病気にも臨床応用が進めば、患者さんも家族も私達医療者も3者共にhappyな医療が実現されるでしょうglitter

2019年5月から先ずは7年間限定して、札幌医科大学で「脊髄損傷してから30日以内の患者さんに対して」間葉系細胞の投与が健康保険適応の治療として開始されるとのことでした。

実は当院に導入しているパワープレート加速度トレーニングは、整形外科領域を中心に全国の医療機関でリハビリテーション目的に導入されているマシンです。加速度トレーニングにより、脊髄損傷の患者さんの立位保持機能がアップするという論文も読んだことがあり、10年以上前の日本形成外科学会でパワープレートと出会って以来大変興味を抱いて来ました。

パワープレート

将来的には再生医療×リハビリテーション×パワープレート加速度トレーニングで様々な病気や怪我から回復できる人が沢山現れる時代が到来することを切に願いますniheart

 

なら美容形成クリニック