甘くない夏太りと糖化の真実
毎日甘いペットボトル飲料やアイスを摂取していませんか?暑い夏は基礎代謝が低下するので実は冬よりも太りやすい傾向があり、要注意です。特に更年期以降はエストロゲンの低下により、内臓脂肪が蓄積しやすくなります。
冷たい飲食物ばかりで内臓が冷えると腎機能も低下して、下半身の冷えむくみに悩まされる女性が多いです。インディバ温熱療法は自律神経のバランスを整えて、冷えむくみの改善や内臓脂肪の減少に有効です。熱中症対策に水分塩分補給は適切に必要ですが、体温より低い飲食物ばかりを大量に摂取すると内臓機能低下を招きます。シワ・たるみは顔面骨の骨密度低下により目立つようになりますが、漢方的には内臓の機能低下にも関連します。
全身にAGEs(終末糖化産物)が蓄積するとシミ・シワ・たるみ・骨粗鬆症、糖尿病や認知症などの老化関連疾患の原因となります。日本の平均寿命は男性81歳,女性87歳ですが、糖尿病患者の寿命は男性69歳,女性72歳という報告もあります。
日本人は先進国の中でヘルスリテラシーが低いことが社会課題です。糖質や加工食品は控え目に、地産地消のお米や旬の野菜を中心にすればSDGsとアンチエイジングを同時に実践出来る可能性があります。
夏の終わりに素肌の老化を自覚しやすいのは、単に日焼けによる光老化だけではなく、全身の糖化によるものです。日焼け止めクリームやビタミンAのスキンケアに加えて、今年の夏は糖化を防止する食生活を心掛けましょう。