STAY HOME期間中の昼間、ドラマ「仁JIN」が集中的に一挙再放送されていて大変感慨深かったですniheart平成の脳外科医である主人公が幕末の時代にタイムスリップする漫画が原作です。

(近年再燃が報告されている)梅毒や結核などの感染症や幕末の舞台は、コロナパンデミック令和の現代に類似しているように感じました。感染症大流行の時代に鎖国が終わり、江戸幕府が倒れ、西洋医学が台頭する時代が訪れた歴史があります。現代は逆に「感染症に対して、ワクチンや西洋薬などの西洋医学でも100%対抗するのは不可能である」という現実を学んだ私達人類が、これからどのように生きて行くべきか?を問われています。

ヤマサ醤油7代目(和歌山で津波に対する防災活動にも取り組んだ)が医薬品開発にも従事し始めた歴史も織り込まれていて、大変興味深く感じました。

臨床医としては「皮膚科泌尿器科=感染症科」なんやな〜と再認識❗戦前は皮膚科泌尿器科は同じ1つの診療科で、主にSTD(性行為感染症)である梅毒などを主に診療してきた歴史があります。内科や小児科のみならず、そもそも皮膚科や泌尿器科は感染症の疑われる人が受診する科です。(糖尿病で免疫力が低下して足が腐ると皮膚科を受診するのはその為です。)

私自身形成外科医として皮膚科を標榜しない理由が…水虫(白癬菌)やブドウ球菌、ヘルペスウイルスなど皮膚科感染症の患者と、(病気ではない)美容形成アンチエイジングの患者を、ごちゃ混ぜ診療するのは何だか雰囲気が悪い❗外科医として感染症リスクを否定出来ない❗為でもあります。そもそも皮膚科と形成外科は全く異なる診療科であることが、欧米先進国ではstandardであり、当然医学会も異なります。

「仁JIN」主演の大沢たかおさんはじめ、中谷美紀さん、綾瀬はるかさん、麻生祐未さん、高岡早紀さん、内野聖陽さん、小出恵介さん、桐谷健太さん、など豪華な出演者が皆若い〜ihiheart310年以上前の作品ですから、何だか懐かしさも覚える作品です。

なら美容形成クリニック