女性の更年期は、エストロゲン分泌低下が原因であることは世間一般に広く知られるようになりました。
男性の更年期は、テストステロン分泌低下と深い関連性があります。テストステロンは社会で働くことで高まる「社会性ホルモン」とも言われており、定年退職後に男性が一気に老け込むのは、テストステロン分泌が低下することと関連性があります。仕事以外でもスポーツやボランティア、家庭菜園や登山など趣味を楽しんだりできる男性は、社会との繋がりを継続できます。
テストステロン分泌が低下すると、内臓脂肪が増加したり、インスリン抵抗性が高まり糖尿病になったり、鬱病や認知症リスクも高まります❗
しかしテストステロンは「攻撃性ホルモン」でもあり、認知症の高齢者男性が老人ホームで暴力事件や殺人事件を起こしたり、無職の若年男性が電車内で無差別殺人を起こすのも、同じ理由です。コロナ禍で増加したDVも、男性のテストステロンが悪い方向性に働いてしまった悲しい実例かもしれません。
つまりテストステロンは麻薬?仕事や社会活動など役割を与えられて活躍する為にはプラスのホルモンですが、暴力や犯罪を犯す場合はマイナスのホルモンになってしまいます。
コロナ禍で雇用を失い、生き甲斐を感じられなくなり男性は暴力犯罪、女性は鬱病という形でメンタルヘルスや人生の危機にさらされるのかもしれません。テレワークやロボット、AIなどが必ずしも人間を幸せにしてくれるかどうか?不安が大きいです。
どんなにテクノロジーが発達しても、人間は愚かさを秘めた生命体であることを謙虚に受け止めて発展していかなければならないSDGs時代かもしれませんね。

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